漂流教室 (6) (小学館文庫)電子ブックのダウンロード

漂流教室 (6) (小学館文庫)

によって 楳図 かずお


4.8 5つ星のうち(19人の読者)

漂流教室 (6) (小学館文庫)電子ブックのダウンロード - 内容紹介 隔絶された地で、死の影と戦いながら懸命に生きる少年たちの愛と勇気!!明日なき人類の行く末を警告する、SFロマン!! 出版社からのコメント 隔絶された地で、死の影と戦いながら懸命に生きる少年たちの愛と勇気!!明日なき人類の行く末を警告する、SFロマン!!

漂流教室 (6) (小学館文庫)の詳細

本のタイトル : 漂流教室 (6) (小学館文庫)
作者 : 楳図 かずお
ISBN-10 : 4091931766
発売日 : 1998/11/17
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 23.45 (現在のサーバー速度は26.26 Mbpsです
以下は 漂流教室 (6) (小学館文庫) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
『漂流教室』は楳図かずおの堂々たる代表作だ。読まずに死ねるか!というわけで読んでみた。最初は正直、なかなか作品世界に没入できなかった。『まことちゃん』を愛読してきた僕の頭の中にある、「楳図かずお=ギャグ漫画家」のイメージが邪魔をしたのだ。楳図かずおは作品によって画風を変えるタイプの作家ではないので、どこかでふざけた漫画なんじゃないかと脳みそが勝手に想像してしまうのだ。しかし、本作品はふざけてなどいなかった。いや、これほど大まじめな漫画はない、というくらい直球のシリアス作品だった。僕は巻を追うごとに、楳図かずおという作者のイメージが上書きされていくような体験をした。中には「そんな!」と声を上げたくなるような無茶苦茶なシーンもある。しかし、「とにかく描きたいことは全部描くんだ!」とでもいうような作者の気魄が、それを凌駕している。実に真摯な創作姿勢ではないか、と胸を打たれた。ちなみに、本作品を読もうと思った理由のひとつに、川本三郎が賛辞を寄せていたことがある。この人の評論家としての目は確かだと信用しているので、それならばと手に取ったのだ。その解説は文庫1巻の巻末に収録されているのだが、今読むとこれがかなりのネタバレを含んでいて悩ましい。内容からして、本来なら最終巻である6巻に収めるべき文章なのだろうけれど…。そういう編集上の配慮があれば良かったのにな、と思わないでもない。

0コメント

  • 1000 / 1000