会社葬送―山一証券最後の株主総会
によって 江波戸 哲夫
4.5 5つ星のうち(3人の読者)
会社葬送―山一証券最後の株主総会ダウンロード - 内容(「BOOK」データベースより) 損失補填、飛ばし、利益供与など、相次ぐ不祥事から経営が極度に悪化した山一証券は自主解散を決定した。詰め腹を切らされるのでなく、自らの手で「立派に切腹する」ために、最後の株主総会にむけて残された者たちはいかに闘ったか。山一証券最後の二百日を、詳細な内部証言と豊富な資料で描く。迫真のドキュメント・ノベル。 内容(「MARC」データベースより) 上層部の不正で会社消滅という事態に直面した社員たちが、幕引きに向けいかに行動したか。詳細な内部証言と豊富な資料で、終局までの激動の200日を描くドキュメント・ノベル。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 江波戸/哲夫 昭和21年、東京生まれ。東京大学経済学部卒。三井銀行(当時)を1年で退職し、出版社に勤務。昭和58年フリーとなり、以後、主に政治、経済周辺に題材をとった作品を精力的に発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
会社葬送―山一証券最後の株主総会の詳細
本のタイトル : 会社葬送―山一証券最後の株主総会
作者 : 江波戸 哲夫
ISBN-10 : 4104459011
発売日 : 2001/05
カテゴリ : 本
ファイル名 : 会社葬送-山一証券最後の株主総会.pdf
ファイルサイズ : 21.51 (現在のサーバー速度は18.6 Mbpsです
以下は 会社葬送―山一証券最後の株主総会 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
山一證券が倒産したのは、私が社会人3年目のことでした。その前後に三洋証券が倒産したり、拓銀や長銀、日債銀の倒産があり、金融ビッグバンにふさわしいとても暗い時期だった気がします。それでも山一證券といえば日本の4大証券で、当時でも石坂浩二を起用してMMFのコマーシャルを頻繁に流していた会社だったので、他の金融機関の破綻以上に強く記憶に残っています。そして山一倒産で直ぐに思い浮かべるのが野澤社長の涙の会見です。本書ではそれ以前とそれ以降の野澤社長の動向が細密にわたって描かれています。特に山一證券の葬式に位置する最後の株主総会の場面は非常に迫力があります。自主廃業を宣告してから破綻するまでの山一マンの生き様を垣間見ることが出来、非常に面白かったです。
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