第四の革命―情報圏(インフォスフィア)が現実をつくりかえる epubダウンロード

第四の革命―情報圏(インフォスフィア)が現実をつくりかえる

によって ルチアーノ・フロリディ


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第四の革命―情報圏(インフォスフィア)が現実をつくりかえる epubダウンロード - 内容紹介 ◆情報通信技術は環境だ! モノのインターネット、スマホ、人工知能、無人自動車、サイバー戦争……デジタルICT(情報通信技術)が、単なるツールを超えて私たちの現実をつくりかえつつあります。渦中にあるためとらえにくいですが、私たちは広範な文化的革命の始まりを目撃しているのです。それは大きな可能性とリスクをもっています。ICTが個人、社会、世界、環境に与える影響を予測し、制御し、経済や社会、政治的なダイナミクスを向上させるために、今起こりつつある根底からの変化を読み解く、新しい概念と哲学が求められています。私たちが直面する新たな困難に意味づけを与え、適切な知的枠組みを開発するための、情報の哲学です。本書はその試みです。人間はコペルニクス革命によって宇宙の中心ではなくなり、ダーウィン革命によって特別な種ではなくなり、フロイト革命によって自らの主人でもなくなりました。そして第四の情報革命は、人間をどこに導くのでしょうか? 内容(「BOOK」データベースより) 私たちはいま、コペルニクス、ダーウィン、フロイトの革命に続く、デジタルICTがもたらした第四の革命の只中に生きている。ICTは、もはや単なるツールではない。それは環境であり、私たちの知的、物理的なリアリティを創り、自己理解と相互に関わるしかたを変え、世界を解釈する力となった。今起こりつつある根底からの変化は、どのような可能性とリスクをもたらすのか?ICTの進歩は、人類とその見通しうる未来に、どのような影響を与えるのか? 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) フロリディ,ルチアーノ 1964年ローマ生まれ。ローマ・ラ・サピエンツァ大学で古典学、哲学を学び、イギリスのウォーリック大学に進んで認識論と論理哲学を研究、1989年に博士号を取得。現在、オックスフォード大学セント・クロス・カレッジのフェロー。専門は、哲学及び情報倫理学 春木/良且 フエリス女学院大学国際交流学部教授。東京大学工学系研究科博士課程単位取得期間満了退学(先端学際工学専攻)。経営情報学会社会連携型PBL研究部会主査 犬束/敦史 キャスタリア株式会社コンサルタント。東京大学教養学部地域文化研究学科ロシア・東欧地域文化研究分科卒業。学生時代の専門はロシア研究、特にロシアの教育におけるICTの活用について研究する。現在の専門はモバイルラーニング(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第四の革命―情報圏(インフォスフィア)が現実をつくりかえるの詳細

本のタイトル : 第四の革命―情報圏(インフォスフィア)が現実をつくりかえる
作者 : ルチアーノ・フロリディ
ISBN-10 : 4788515229
発売日 : 2017/4/10
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 22.32 (現在のサーバー速度は29.31 Mbpsです
以下は 第四の革命―情報圏(インフォスフィア)が現実をつくりかえる の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
ビジネス書のように読みやすく、それでいて哲学的に深い本です。この本で最も重要な概念は、副題にも入っている「インフォスフィア(情報圏)」です。著者は、「インフォスフィア(情報圏)とは我々を取り巻く情報の総体である」「現実とはインフォスフィアの別名である」と述べます。ヴィトゲンシュタイン風に言えば、「世界は情報の総体である」というような世界観です。そこから、倫理や政治や経済や環境についての様々な議論を展開していきます。しかし、議論は発散することなく、前半で提示された基盤の上に、一章ずつ積み上げられていきます。この本の前半(「哲学編」と呼ぶことにします)では、「情報革命によって、我々人類の自己イメージが書き換えられつつある」という大きな問題が論じられます。「我々にとって歴史とは何か」「我々が生きる環境とはどのようなものか」「我々とは何者か」といった人類にとって重要な哲学的問題について、情報革命は新たな回答を求めており、著者はそれに応えようとしているのです。そして後半(「倫理編」と呼ぶことにします)では、より実戦的・政治的な問題が論じられます。「我々はどのようにプライバシーを概念化すべきか」「我々は知性をどのように捉えるべきか」「我々は技術をどのように用いるべきか」「我々は政治の概念をどのように更新すべきか」「我々は環境に対してどのような責任を負っており、何ができるか」といった倫理的な問題が論じられます。そのような内容の本ではありますが、この本は、万人に開かれたビジネス書のような文体で書かれています。ICT、クラウド、IoT、ビッグデータ、AIなどのキーワードや事例が無数に登場することから、読者はクリス・アンダーセンやニコラス・カーの本を連想するかもしれません。この本は、著者のルチアーノ・フロリディ教授が、一人で様々な問題について縦横無尽に語っている本です。そして、読みやすいビジネス書のような文体で書かれています。したがって、フロリディ思想の入門として最適な一冊でしょう。この翻訳によって、ルチアーノ・フロリディ教授の読者が日本にも増えることを期待します。

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