グッド・オーメンズ【上下合本版】 (角川文庫)
によって ニール・ゲイマン
4.1 5つ星のうち(4人の読者)
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グッド・オーメンズ【上下合本版】 (角川文庫)の詳細
本のタイトル : グッド・オーメンズ【上下合本版】 (角川文庫)
作者 : ニール・ゲイマン
カテゴリ : 本
ファイル名 : グッド-オーメンズ-上下-合本版-角川文庫.pdf
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以下は グッド・オーメンズ【上下合本版】 (角川文庫) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
この本は原著の発行が1990年ということで、約30年前に書かれたお話です。この本を読む前に、私はアマゾンプライムのドラマで映像化されたものを見ていたので話の大筋はわかっていましたし、大体の登場人物も把握していたのですが、正直それが無かったら理解しきれていなかったと思います。というのも、本筋のストーリーが進んでいる場面で直接関係の無い人物の描写がくどいと感じるくらいにされていたり、付随するエピソードが、単純に作者が面白いと思ったからなのか皮肉なのか、どういった意図があるのかは正確には不明ですが、妙にアジアへの描写に違和感を感じたり、何事にも上から目線なのでだんだん読むのが面倒になってきてしまったんです。もちろん皮肉の対象はアジアに関するものだけではないし、ドラマの方でも少しは気になってはいたのですが、そちらは主役の二人の演技が楽しかったし、まぁイギリスのドラマだしと納得して見ていたのですが、文章で読んでしまうとよけいに引っかかってしまって・・・。また、注釈がものすごく多くて、私はキンドルで読んでいたので矢印をクリックすればすぐに注釈のページに飛んで、またすぐに元のページに戻ってこれるのでその手間は気にならなかったのですが、いちいちその注釈のためにストーリーが中断されるのが読んでいて嫌になってきてしまいました。注釈自体にはくすっとくるようなものもあるのですが。とにかく、1990年当時のイギリスの笑いや文化に精通していたならもしかしたらもっとおもしろく読めたのかも知れませんが、今の私には早すぎたのか遅すぎたのかちょっと合いませんでした。ただこれほど世界で人気ある作品ですし日本人でも最高だと思う方ももちろんいらしゃるので、これはもうユーモアの受け取り方の違いなのでしょう。日本人の中でも新喜劇が好きな人や笑点が好きな人色々な人がいますから、この本がおもしろいから教養があってえらい、わからないし批判的だから馬鹿だというのは確実に間違っています。それでもやっぱりイギリス人なら今でもこの本がおもしろいのかな、とは考えます。ここ数年で女性や人種に関わる価値観は急激に変わっていますから。
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